AGA治療の副作用 AGA治療の効果

【AGA治療】初期脱毛がひどくてやばい!脱毛が起こる理由と対処法について解説

AGA治療を始めてから、抜け毛がひどく、初期脱毛に困っています…

初期脱毛はAGA治療を始めたら起こりうることなんです。

初期脱毛には理由があり、今回の記事ではその理由と対処法について解説します。

ポイント

初期脱毛により、脱毛が進行するのは不安に感じるかもしれませんが、これは新しい健康な髪の毛の成長を促すための過程なんです!

焦らず、この記事を参考に、適切なケアと対策をとってみましょう。

AGA治療で起こる初期脱毛とは

男性型脱毛症(AGA)の治療を開始した際、抜け毛が増える現象を「初期脱毛」と言います。

初期脱毛とは、薬の作用により毛周期が正常化し、成長期にあった健康な髪の毛が一斉に退行期・休止期へと移行するために起こります。

その結果、髪の毛が一時的に抜けることがあります。

ポイント

しかし、これは新たに健康な毛が生えてくる準備の段階であり、治療が進行するにつれて抜け毛は減少し、新たな髪の毛が増えてきます。

初期脱毛は治療の効果の一部であると理解し、継続的に治療を続けることが重要です。

初期脱毛が起こるメカニズム

毛髪が成長するサイクルは、成長期、退行期、休止期という3つの段階で成り立っています。これがきちんと機能すると、頭髪はいつもきれいに育ちます。

でも、AGA(男性型脱毛症)の人は、遺伝や体のホルモンの影響で、このサイクルが乱れてしまいます。

具体的には、髪が成長する期間が短くなり、髪が休んでしまう期間が長くなってしまいます。結果として、細くて短い髪が増えて、頭髪が薄くなってしまいます。

AGAの治療薬は、この乱れたサイクルを元通り(退行期)に戻す効果があります。

だから治療薬を使い始めると、一度にたくさんの髪が休止期に入ってしまい、それが髪の毛が抜けてしまう原因となります。これが「初期脱毛」です。そのため、初期脱毛で抜ける毛は短いものが多いのです。

ただし、この初期脱毛は一時的なもので、新しい髪の毛が育つための準備段階とも言えます。

なので、抜け毛が増えたからといってすぐに心配する必要はありません。しっかりと治療を続けていくことが大切です。

初期脱毛が終わる時の2つの兆候

初期脱毛が終わる時の兆候は2つあります。

1つ目は、抜け毛の量が次第に減少してくることです。毎日のブラッシングや洗髪時の抜け毛を確認することで、初期脱毛の終わりを察知できるかもしれません。

2つ目の兆候は、産毛が頭皮から生え始めることです。生え際などに生え始めた産毛が見えてくると、それは初期脱毛が終わり、新しい毛の成長が始まったという証拠です。

ポイント

ただし、ここで大切なのは全ての人が同じペースで結果を感じるわけではないということで、焦らず、じっくりと治療結果を待つことが大切です。

AGA治療薬について

初期脱毛が起こる仕組みは、主にミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドなどの有効成分によるものです。

フィナステリド(商品名:プロペシア)

この薬は、薄毛の主な原因である男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える働きがあります。

具体的には、テストステロンをDHTに変換する酵素5α-リダクターゼの働きを抑制します。

これにより、髪の毛の細胞にDHTが結合することを防ぎ、薄毛の進行を遅らせる効果があります。

さらに長期的な服用により、一部の人々には新しい髪の成長を促進することが報告されています。

ミノキシジル(商品名:ロゲイン)

ミノキシジルはもともと高血圧治療薬として開発されましたが、その副作用として髪の成長が観察され、現在ではAGA治療薬として広く利用されています。

頭皮に直接塗布することで、毛母細胞の分裂を促し、髪の成長期を延長します。

これにより、細く弱った髪の毛を太く、健康的な状態に戻す助けをします。

デュタステリド(商品名:アボダートやザガーロ)

デュタステリドもフィナステリドと同じくDHTの生成を抑える薬です。

ただし、デュタステリドのほうがフィナステリドよりも強力にDHTを減少させます。

それは、DHTを生成する2つの酵素5α-リダクターゼのタイプ1とタイプ2を、両方とも抑制するからです。

このため、より強力なDHTの抑制作用と髪の成長促進効果が期待できます。

これらのAGA治療薬は個々の体質や薄毛の進行度によって効果が変わります。

初期脱毛はどれくらい続くのか

初期脱毛が起こる期間は人により異なりますが、

一般的にはAGA治療を開始してから2~4ヶ月後くらいに始まり、3~6ヶ月間程度続くと言われています。

初期脱毛は、新しい髪の毛が健康に成長するための一時的な現象であることを覚えておきましょう。

ですので、治療を始めて髪の毛が抜け始めても、慌てずに落ち着いて対処しましょう。

ただし、初期脱毛が6ヶ月以上続く場合や、通常以上に大量の髪の毛が抜ける場合は、専門家に相談することをおすすめします。

初期脱毛が起きたらどうすればいいか

初期脱毛が起きても、治療を続けることが推奨されます。

注意ポイント

ただし、抜け毛が急激に増えた場合、6ヶ月以上初期脱毛が続く場合、不安を感じる場合は、必ず医療機関に相談しましょう。

そして、AGA治療は長期間にわたって行うものなので、忍耐力が必要です。初期脱毛は治療が正しく進行している証拠でもあるため、焦らずじっくりと治療を進めましょう。

AGA治療における初期脱毛は、恐怖心を抱く方も多いですが、脱毛の進行を止め、健康な髪の毛を生やすための大切なプロセスであることを理解してください。

この過程を経ることで、頭皮環境は改善し、健やかな髪の毛が生える土壌が整います。

適切な食生活と生活習慣

初期脱毛によるストレスを軽減するためにも、適切な食生活と生活習慣の見直しが重要です。

ビタミンB群、ビタミンE、亜鉛、鉄分など髪の成長に欠かせない栄養素をバランスよく摂取しましょう。

また、適度な運動や睡眠、ストレスの軽減も大切です。

初期脱毛後の発毛と期待できる結果

初期脱毛が一段落した後、新たな髪の毛が成長し始めます。

ただし、その結果がすぐに現れるわけではありません。薄毛の改善や新たな髪の毛の成長を実感できるまでには、少なくとも3〜6ヶ月の期間が必要とされています。

そして、治療を続けていくことで、更にその効果を高めることができます。

まとめ

AGA治療における初期脱毛は、治療開始に伴う一時的な現象です。

新しい髪の毛の成長を促すためには、この初期脱毛の過程を経ることが不可欠であることを理解しましょう。

そして、生活習慣の改善や栄養素の摂取、適切なケアを心掛けて、長期的な治療に臨むことが大切です。

不安や疑問がある場合は、専門家に相談することを忘れずに。

以上が初期脱毛についての解説となります。

治療開始時に脱毛が進行することは、一見不安に思えるかもしれませんが、これは健康な髪の毛の再生のための大切な過程です。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。

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